タテカワ



行く川の流れは絶えずしてという言葉にあるように、川のみなもは絶えず変化し低きに流れ、淀み、走り、
ささやく。その魅力に惹かれ人が集い、住まいを作ってきた。むろん過去に遡れば生活用水を確保することも重要であったろう。水辺に佇めば川上を想い川下を考える。この施設を巡る川の流れは施設全体を常に意識させ、全体を一つのコミュニティーとしてまとめる心の拠り所になるであろう。
又、水辺には自然に緑が生える、低い下生えが、やがて木が芽生え、生長し、繁り木陰を作り人が集う。
水や緑に人が集えば、そこに人の動きがある。人々はやがて心地よい場所を探し出す。そういう場所が何箇所か出来てそれらをつなぐ踏み分け道が生まれる。
 この様にして村が、街が生まれたのではなかろうか。太陽が輝き、水が満ち、空気が溢れ、雨が降り、
緑が茂るという自然をコレクティブなものとして、この施設全体をデザインしました。




コメント

初めましてこんにちは!初めて書き込ませていただきます。Tomoyukiです。さっそくですが、かなり土地が広そうですが、水をこんなにたくさん流すと水道代も大変ではないでしょうか?

初めましてTomoyukiさん!これは井戸水を使います。最後は下水に放流する事を前提としていますので、井戸掘りや下水料金はかかりますが自然水です。
水道水を機械的に循環させると藻が生えたり水が濁って不衛生になりがちですので、常に新鮮な水が流れることで維持管理も楽になると考えています。

水が流れていると自由に行き来ができず、ちょっと不便そうな...

この計画の各ゾーンにはそれぞれのテーマがあり、したがって現実に境界があります。境界を塀や柵のような人工物で区切れば視線が止まり、空間の境界が意識される。しかし境界が水の流れであれば視線は止まらず、意識は自由に行き来できます、とうぜん流れを渡りたい要求もあり、渡りたい場所もある、そういうところに橋をかければ体も自由に行き来できると考えています。

井戸水であれば生活用水になりませんか?例えば飲み水に?

水質にもよりますが、飲むことが可能ならば、流れの途中の水を使うことは衛生上の問題がありますので水源から直接汲むことでお茶やコーヒー用に使うことは出来るでしょう。
この計画ではウェストプラン(キヌガワさんのブログ)に農地がありますので農業用水としての利用を考えています。農業に水はつき物です。農地に水をまいたり、農作物を洗ったりという実用性と、水の持つ力(水力)に注目し、実用に供するのかは別として、水の力(エネルギー)を水車小屋の形で視覚的に表現しました。

庭の部分にある、丸い場所はなんでしょうか?

庭へのアクセスポイントであり、又最初に述べた池や流れを望む心地よい場所です。ここには木陰が出来るように木を植えます。地面には石を敷いたりウッドデッキにしても良いでしょう。椅子を持ち寄ったり、みんなでベンチを作ることも出来るでしょう。この場所以外は自然に負かせ、草が生えてもいいし、地被類(地面を覆う植物)で覆っても良い。その中を脳内神経が必要に応じてネットワークを作るように、ポイントや橋を繋ぐ踏み分け道が自然に出来るといったものを考えております。

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